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新木美絵

馬の歯のスペシャリスト。西イングランド大学で馬科学を修了。在英時にレスキュー団体「Dogs Trust」から犬を引き取り一緒に日本に帰国。イギリスの話を中心にお届けする。

はじめに

1990年代、動物の中でも特に馬に魅せられた私は、高校卒業後、アメリカよりイギリスを選んで世界に飛び出した。イギリスがいかに、動物と共に歴史を積み上げてきて、動物と共に生きるようになり、動物が人にも法律にも守られる今の状態ができたのか、当時の私は全く知らなかった。学びたい勉強があったその国が、世界的にも動物の倫理や福祉に特に強い国であったことは、私にとってとてもラッキーだったと思う。

このブログでは、犬のお話をメインに、私がイギリス時代に出会ったこと動物たちのことや、感じたこと、面白いこと、興味深いこと、素敵なことなどを織り交ぜて、私の犬が日本に渡るまで、渡ってからのその後の話を紹介していきたいと思っている。

きっと多くの人がそう感じていると願うが、私は自分の犬を飼うことで、私の人生は大きく変わり、犬は私の生活にも考え方にも大きな影響を及ぼしたと思ってい る。もう年老いた私の犬が、私の人生での岐路に常にかかわっていて、ずっと私を支えてくれたことは間違いない。犬は時に家族や相棒、子供であると考えられ ると思うが、私は、私の犬は自分自身の分身だと思っている。この素晴らしい動物と共に生きることができるのは、なんて幸福なことだろう。

イギリスを代表する獣医師の一人、バスター先生(DENES の創始者でもある)は、著書『バスター先生と小さな仲間たち』(実業之日本社)の中で、「先進国におけるペットの数は、平和と福祉と経済力の証といえるだろう」と綴ったが、あながち嘘ではない。

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