「犬の車内安全確保 その1」において自己発生時に犬が車内に自由になっているといかに危険かを紹介した。おまけに「犬用シートベルト」はいざというときには強度不足で役立たずだということも。
さらにはハーネス自体に余裕がありすぎ、中にはうまくハーネスからすり抜ける技を身につける犬もいるし、強度という面ではプラスチックの留め金を含むものなどは不向きである。
2. トランスポートボックスを使用したテスト
トランスポートボックス(またはキャリー)と呼ばれるプラスチック製の動物運搬用ボックスを利用すると、まず犬は車内での行動がある程度制限されることになり、衝撃に対しての安全性が高まる。問題はこのトランスポートボックスをどこに固定するかということ。
体重4kgのダミーをボックスの中にいれ後部座席の上に置いてシートベルトで固定して行ったクラッシュテストでは...
おおぅ...
恐ろしいことに衝撃でボックスは壊れ、ボックスの戸を突き破って中のダミーが助手席背もたれに激突。これじゃぜんぜん安全なんて程遠いじゃないかっ!!
しかしこのボックスを後部座席の足元に置いたテストでは、ボックスが動く隙間がないだけに中の犬はせいぜいボックスの壁に叩きつけられる程度ということ結果に。
ちょっと安心できそうな気配。
小型犬なら後部座席の足元に置けるかもしれないけれど、大型犬の場合はそうは行かない。
大型犬の入るトランスポートボックスをトランクルームに置いてのクラッシュテストではやはりボックスが動かないように後部座席のすぐ後ろにぴったりと、しかも横向きに置くのがポイントであるようだ。
ボックスを横向きに置くことにより、中の犬の体も進行方向に対して横向きになるため衝突の衝撃は体の側面に分散され、そして事故による負傷の度合いが最も軽くなるということらしい。
これらの結果より、ADACは犬を乗車させる際にはトランスポートボックスを用い、正しい場所に固定しての乗車を薦めている。
なお犬に対する衝撃の強さはボックスの大きさにも影響されるため、もしも「狭いボックスじゃかわいそう」などと考え、体に似合わず大きすぎるボックスを使用したときには、犬の体がボックスの中で衝撃で飛んでしまうのでボックスによる固定の意味合いは薄くなる。
ボックスの大きさは犬の体が中で軽く向きが変えられる程度が好ましい。
さて、ボックスをトランクルームに置いて走行するにあたり、もう1つADACが薦めるのは後部座席の後ろに金属製フェンスを取り付けること。
車種にあった金属製フェンスは自動車メーカー純正のものがもっとも強度が安定しているそうで、どの車種にでもあわせられるスライド式マルチタイプのものでは、安価だが車のボディ内部にしっかり固定することができないので、万が一の時のみでなく普段から走行の振動で位置が次第にずれるようだ。
純正の金属製フェンスを車内に固定することでトランスポートボックスが後部座席になだれ込むのを防ぎ、後部座席に座る人間の安全も確保できるということになる。
...と、ここまで書いておいていざ我が家の場合はどうか?
我が家の車はルノーのカングー。車高が高くトランクルームが広く使えるほか、特に内装がシンプルで掃除しやすいのが気に入っている。
これを自分で使い勝手良く犬仕様に改造した結果、トランクルームと後部座席の間には純正の金属フェンス、そしてトランクルーム内を厚手の板で上下二段に分け、上を犬用、下を荷台とした。(板の補強と揺れ防止に取り外し可能な柱を一本追加)
走行中の景色を見ることで自分が走っているような気分になるのだろうか?うちの犬はこの専用シートをこよなく愛している様子。
大きさといい向きといい強度といい、トランスポートボックスに代わるうってつけの専用シートである。
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こちらでは初めまして。
個人的にタイムリーな話題で欣喜雀躍、歌までうたってしまいそうです。
現在4駆の後部座席を大型犬が入るよう改造計画中で、ディーラーに相談しております。
(この記事を拝見すると複数頭入れる場合、安全性を考慮し横向きにキャリーを載せるとすれば、事実上バンを購入する他なさそうですね。)
記事はそのまま今後の参考になること間違いなしなので、今か今かと続きを待ってます。
お次は家ですね!
犬との生活万歳!!
投稿: rio | 2008/07/09 19:21