トップ >  世界の犬事情 > マッチョな犬が好きな欧米人

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ピットブル系の犬。多くは血統は持たない。飼い方次第で恐ろしい犬になっていまうことも。犬のせいではない。人間が悪いのである。

ドイツの犬が怖い?」という京子アルシャーさんの記事はとても面白かった。そこで、私バージョンの「コワ犬」犬種考察を練ってみたい。

というのも、日本がチワワ、シーズーなど小型犬の「可愛い系」で沸いている一方で、ヨーロッパでは「コワ犬」がこの数年、非常な支持をもって持てはやされているからだ。特に都市部で。時には犬が武器として使われ犯罪の道具にもなっている。

「コワ犬」を好む傾向は南欧にいくほど強い。ただし、南欧の場合、犯罪のためではなく、強面犬を好むのは、国民的な気質も絡んでいる。つまり「男たるもの、マッチョな犬を持つべき!」。ある意味、闘牛士としての理想像、マタドール精神も大いに貢献している。

ブル系

ブルドッグが元になっている、やや下あごが出たいかついタイプがこの犬の特徴。かといって本家本元のイングリッシュ・ブルドッグは、家庭犬として繁殖が進んでいるために、顔ほど怖い犬ではない。彼らはむしろ気のいい犬だ(頑固だけど)。

都市部で若いい男の子たちが自分たちのマッチョ性をPRするために飼っているのは、ピット・ブル系の犬。ピットブルというのは、闘犬を目的に、ブルドッグを元に作られた犬。テリアなどが掛け合わされ、強いファイト心が作られた。

ファイト心がある、ということは本当は、すばらしくいい作業犬にもなる可能性がある。しかし飼い方次第で殺人マシンになってしまうのが、この犬種の悲劇。犬が悪いのではなく。飼っている人間が悪いのである。

スウェーデンでは闘犬は禁止だが(多くのヨーロッパ国でも同様)、大都市ではアンダーグランドで行われている。このトレンドで恐ろしいのは、最近うっかり店の前に自分の犬をつないで待たせて置けないということ。というのも、ピットブルあんちゃんが自分の犬の闘犬練習に使うために、その犬を盗んでしまうからだ。それで、犬をつないで待たせる際、自転車を止めるときに使うワイヤーの錠を使う人もでてきている。

ロットワイラー

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欧米の若いお兄さんたちに人気のある犬種のひとつ、ロットワイラー(左)とスタッフォードシャーテリア(右)。

ダックスフンドやシーズー人気を見てのとおり、日本人はたいていアメリカの犬トレンドを踏襲するものだが、なぜかロットワイラーに関しては日本人の肌に食いこまなかった。この犬はアメリカのみならず、ヨーロッパでも定番の家庭犬である。

マスティフ系からくるいかつい顔。ピットブルのような激しいファイト気質はないが、防衛気質はすごく発達していて、番犬にはぴったり。アメリカ人には護衛犬として飼っている人も少なくない。けじめをつけさせる訓練が必要。決して飼い易い犬ではない。ロットワイラーは若い人にも人気があるが、定番犬種だから中年のおじさん、おばちゃんが飼っている場合も多い。

ローデシアン・リッジバック

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マスティフ系の血が入っているハウンド犬。いかついけれどスタイリッシュ。

マッチョ系の最近のスターはこの犬。いかついんだけど、スタイリッシュ。都市部なら、女の子も好んで飼う。独立心旺盛。番犬気質も十分で、やはりきちんとしたしつけを要する。

闘犬として使われることはなかったが、ライオン狩に使われていたという、勇気のありすぎる犬種なのである。出身は南アフリカ。ドッグショーの世界でも、このところの人気の度は明らか。大きなショーであれば、100頭以上出陳されるケースも珍しくないのだ。

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