大統領選挙は全米を挙げての大騒ぎ。犬達だって新しいファースト・ドッグの出現に一緒に盛り上がらずにはいられない。[Photos from cafepress]
「犬なしでも政治はできるけど、犬がいた方が見栄えが良い」と言ったのはドイツの昔の俳優ハインツ・リューマン。昔の権力者は馬に乗って権力を誇示したが、現代ではそれが犬に変わったといってもいい。
今、全米のみならず世界中の注目の的となっている今年のアメリカ大統領選挙にちなんで2回シリーズで歴代アメリカ大統領の犬達にスポットを当ててみよう。
先日 The dog actually Times の記事「オバマ家にぴったりな犬が国民投票で決定」でもあったように、アメリカ大統領に犬は欠かせない。アメリカ大統領を始め要人達の、政治からは見て取れない人間性を犬はアピールしてくれるのである。
間もなく交代を余儀なく迫られているブッシュ現大統領がスコティッシュ・テリアのMs Beasley と Berney の2頭の犬を飼っているのはメディアでよく見かけるほか、現大統領の父であるブッシュ41代大統領も当時 Millie というスプリンガースパニエルのメスを飼っていた。この犬は主が在職中に出産、生まれた仔のうちの1頭は現大統領の傍に15年付き添っていた Spot であった。この41代大統領の時に始めてメディアは大統領の犬を「ファースト・ドッグ」と呼ぶようになった。
2007年のクリスマスに向けて作られたビデオ「ファーストドッグのクリスマス準備」
時代をさかのぼること1789年、初代アメリカ大統領ワシントンは生涯で36頭ものフォックステリアを飼い、二代目のアダムス(1797-1801年在職)は何かしらの犬種を2頭、三代目のジェファーソンはフランスの将軍から贈られた2頭のブリヤードと共に暮らしたそうだ。
38代大統領フォードは公私共に愛犬 Liberty との写真を多く残している。[Photo from G. R. Ford Presidential Library and Museum]
リンカーン(1861-1865年在職)は動物好きのひとりで、雑種の Fido は特に彼の善き理解者であったという。Fido は毎日主人のために家の前まで新聞を取りに行き、散髪屋では主人が終わるまで店の前で自分の尻尾を追いかけて遊んで待っていた。
リンカーンが大統領に選ばれワシントンへ引越しのとき、都会の生活は Fido には辛かろうと懸念し、彼は Fido を故郷のスプリングフィールドに残した。
リンカーンが銃弾に倒れたその一年後、Fido 自身もまた酔っ払った男にナイフで刺され、主人・犬共に悲しい最期を遂げたのだった。
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