トップ >  しつけ・トレーニング > ジャックラッセルテリア飼育奮闘記 (番外編) - キツネ狩り猟犬でカブトムシ狩り!

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マイロが我が家に来てから、夏の恒例行事となった、夜のカブトムシ狩り。狩りというより、ジャックラッセルテリアの猟犬の能力を利用して、街灯に掴まってしまったカブトムシを回収する作業だが、その裏にはいろいろな事情があった。写真は街灯に飛来したカブトムシのオスをポイントするマイロ。

ジャックラッセルテリアの様に猟欲の強い犬、体力旺盛な犬は、本当は東京の様な都市部で飼うのには向かない犬種だと思います。こういう犬は、できれば広い農場等に放し飼いにして、自主的に一日中害獣狩りをやらせた方が良い様な犬たちです。東京で飼うのに一番困るのは、強すぎる猟欲が、時として予期しない方向に発揮されてしまう事です。相手が犬や人、飼い猫などの同居者なら、社会化することでジャックラッセルテリアの襲撃を防止出来ます。しかし野生の小動物や野鳥が相手だと一緒に暮らすわけにも行かず社会化は不可能です。その結果、都市の公園緑地で散歩していると、しばしばジャックラッセルテリアは自主的に狩りを始めてしまいます。

マイロは以前僕の目の前でクマネズミを3匹瞬殺にしてのけました。ジャンは今までにカワラバト・ツグミ・スズメ等の野鳥が飛び立つ瞬間を狙ってジャンプして捕らえ、一撃で仕留めてしまいました。

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ハト・ツグミについで、とうとうスズメまでしとめてしまったジャン。巣立ち雛ではなく明らかに成鳥だ。鳥猟犬が半矢の獲物をしとめるのは珍しくないが、道で餌をついばんでいる成鳥のスズメを捕らえる犬は希なはずだ。正直ジャックラッセルテリアの俊敏さには驚かされる。ジャンは本能の命ずるままジャンプしてスズメをしとめたものの、僕のハナセの命令で所有権を放棄し、叱られると思ったのか、顔を背けている。僕はこの強すぎる猟欲をなんとかする必要があった。

マイロとジャンは獲物と認めた相手を襲う際、無言で何の逡巡もなく、ただピョンっと飛びついて前足で押さえながら咬み着き、素早く振り回して背骨を折り一瞬で殺してしまいます。これはジャックラッセルテリアが生粋の猟犬であり、強い猟欲と小動物を容易に捕殺出来る俊敏さを今も持ち続けているからでしょう。興味深いのは同じ犬種なのに、マイロはネズミや昆虫を捕らえるのが上手く、ジャンは鳥専門に近いことです。ジャンはジャックラッセルテリアとしてはコートが柔らかすぎ、耳も垂れ耳なので、もしかしたら鳥猟犬のスパニエルなどの血が入っているのかも知れません。

こういう犬たちは、何か猟欲を満足させるような遊びを行わないと、生き物だけでなく、家具や衣類さえ獲物に見立て、勝手に狩りを始めてしまいます。その結果、獲物にされた家具や衣類は惨憺たるありさまになってしまいます。僕はフリスビーやボールを回収する遊びで彼らの猟欲を満たしてきたつもりでしたが、飛んでいるゲームに咬み着く遊びは、ジャンの鳥捕りの能力を高める方に作用してしまったかも知れません。

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マイロとジャンの夏の間だけの猟場である近所の森林公園。ごらんの様に、夜間は道沿いに煌々と街灯がともり、この明るすぎる灯りに掴まって命を落とすカブトムシなどの夜行性昆虫がたくさんいる。

僕は、マイロとジャンに、実害の無い狩りの機会を与え、狩猟本能を満足させ、合わせて多少でも実益が得られないかと考えました。そこで思いついたのが、夏の夜のカブトムシ狩りです。自宅のある東京の目黒は古くからの森林が今でもあちこちに残る土地柄で、今でもカブトムシやクワガタが棲み着いている場所があるのです。このカブトムシが緑地内の街灯に飛んでくるのを、犬と一緒に捜して捕まえようと言うのが、カブトムシ狩りの目的です。

都市の公園緑地には、ハシブトガラスもたくさん棲み着いています。夜、雑木林の林床や落ち葉堆肥の山から羽化したカブトムシは、しばしば緑地内の街灯に飛んできます。カブトムシは石炭紀に進化した昆虫の伝統を守り、月や星からの平行光に一定の角度を保って飛ぶ習性があるため、街灯の様な明るい点光源があると、光に一定の角度を保って飛び続けようとする内、螺旋を描いて街灯にぶつかってしまうのです。この性質のせいで、昆虫は一度街灯に捉まってしまうと、逃げ出す事ができなくなり、だれかが救出しなければ、翌朝にはハシブトガラスの朝食にされてしまうのです。

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一眼レフカメラにストロボを付けて撮った、カブトムシに鼻面を向けポイントするマイロ。マイロの独特の振る舞いでそこにカブトムシがいると言う予測はしていたが、撮影するまで、僕にはカブトムシそのものは見えなかった。

僕はこの街灯にやってくるカブトムシを回収するのに、マイロとジャンを使ってみようと考えました。彼らは獲物を嗅跡と視覚と聴覚で探せるテリア系の獣猟犬なので、年齢と共に視力の落ちた僕に代わり、暗がりでカブトムシでも探してくれるはずだと考えたのです。

梅雨の晴れ間、じっとりと湿った空気が蒸し暑い6月末の夜、僕はマイロとジャンを連れて、毎年カブトムシの死骸をたくさん見かける区内の森林公園に出かけました。目指すはカブトムシやクワガタなどの夜行性の甲虫類です。僕はまず、マイロとジャンをベンチに座らせてから、目的物を指定せずに、サガセと命じて見ました。普段はサガセの声符で手の匂いなどを元臭に隠したボールを捜させる訓練を行うのですが、カブトムシの原臭は無かったので、こういう変則的な命令しか出来ませんでした。マイロとジャンは何も目的が示されないので、不承不承と言う様子で僕の前に出て、地面の匂いを嗅ぎながら歩き始めました。

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夜露に濡れた落ち葉や道に敷き詰められたウッドチップの上にカブトムシがいても、人間の眼で暗がりにいるカブトムシを見つけるのは困難な作業だ。懐中電灯は照射範囲が狭いので、広い公園の地面を捜すのには向かない。しかしジャックラッセルテリアは、嗅覚・視覚・聴覚を動員して、次々とカブトムシを見つけてくれる。

サガセの声符で何かを捜索する時は、マイロもジャンも僕に先行する事が許されています。やがてジャンが一本の街灯の下に落ちていたカナブンを見つけました。カナブンは本来昼行性ですが、発生の初期には、夜間街灯にくる虫もいます。目指す獲物ではありませんが、ジャンのモチベーションを上げるため、僕はマテと命じて、ジャンを止め、カナブンを回収し、ジャンをヨシヨシ・サガセと褒めて、ご褒美の砂肝ジャーキーの小片を与えました。

マイロはジャンがご褒美をもらうのを見たとたん、地鼻と高鼻を交互に使い、急に熱心に獲物を探し始めました。彼女なりに、捜さなければならない獲物を把握した様でした。やがてマイロは街灯の下の落ち葉に隠れていた大きなカブトムシを見つけました。僕はカブトムシに咬み着こうとするマイロに、マテと命じ、ジャンの時と同じように、ヨシヨシ・サガセと褒めて、ジャンに与えたのより大きな砂肝ジャーキーを与えて、カブトムシを回収しました。

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時には地元の同業者と鉢合わせする事もある。マイロが見つめているのはヒキガエル。彼らも電灯に飛来する昆虫を捕食するために、夜街灯の下を回っているハンターだ。ちなみにヒキガエルには「ブフォトキシン」と言う猛毒があるので、犬が咬まない様に教えておく必要がある。

それから2匹は、次々とカブトムシやクワガタムシを見つけ始めました。おもしろいのは、マイロもジャンもカブトムシやクワガタにはすぐに咬み着かなくなり、少し距離を置いて、鼻面を向けてポイントするような仕草を見せた事です。これは、最初に鼻面を近づけ過ぎ、とげだらけの脚で蹴られたため、危険な相手と学習したからのようです。そして2匹の鼻面が示す先の交点には、必ずカブトムシやクワガタが隠れていました。

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鳥猟と同じ要領で、犬2匹に獲物のカブトムシをポイントさせると、彼らの鼻面の延長線の交差する場所にカブトムシがいる事が分かる。

僕はこのカブトムシ狩りを、雨が降らなければ、毎年6月末から9月中旬まで、マイロとジャンに手伝わせ、毎晩近くの森林公園で繰り返しています。森林公園には、立派な捕虫網と大きな懐中電灯を持った親子連れが毎晩数組やってきますが、今のところ犬を使っているのは僕だけの様です。気になる猟果ですが、毎晩散歩がてらに日没直後から1時間ほど「カブトムシ狩り」をやるだけで、少ない時で2-3匹、多いときは10匹以上のカブトムシやクワガタを見つける事が出来ます。

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今夜の獲物はカブトムシのオスが3匹、メスが1匹、ノコギリクワガタが1匹だった。都内23区の公園緑地で、1時間強の間にこれだけの昆虫を採集するのは視力の落ちた僕では難しいと思う。猟犬の協力があってこその採集結果だろう。

一方人間だけで採集をやっている親子連れは、全く採れないか、採れてもせいぜい一匹だけと言う人たちが多い様でした。これは街灯に飛んで来たカブトムシが、街灯の下の落ち葉にすぐ隠れてしまうため、人間の目では見つけられないせいかも知れません。カブトムシは望んで街灯にくるわけではありません。人間の都合で作った明るすぎる街灯の被害者なのです。僕は毎晩、マイロとジャンが見つけたカブトムシを虫取りの親子連れに進呈して帰宅します。放置して翌朝カラスの餌食にしてしまうよりは、親子で大切に飼ってくれる人にあげた方がカブトムシも幸せだと思うからです。夏休みが終わり、もらい手がいなくなると、メスを自宅に持ち帰り、産卵させて幼虫を同じ森に帰すこともしています。

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夏の夜のカブトムシ狩りのもう一つの成果がこれ、疲れて横たわるジャックラッセルテリアたちだ。通常の散歩だと数時間歩いても元気に帰宅するマイロとジャンだが、五感を総動員して行う狩りは、カブトムシ相手でも結構疲れるらしい。これで今晩はおとなしく寝てくれる事だろう。

僕は昨年なじみになった子供たちから「カブトムシ犬のおじさん」と呼ばれる様になりました。マイロとジャンは夏の間だけキツネ狩り犬からカブトムシ狩り犬になるわけです。今年も6月24日にカブトムシ狩りを始め、毎晩数匹ずつのカブトムシを見つけ始めています。マイロとジャンがいなければ、こんなにたくさんのカブトムシを見つける事はできなかったでしょう。改めてジャックラッセルテリアの猟犬としての能力の高さに関心しています。これを読んでいる猟犬の飼い主さんも、今年は犬と一緒に昆虫採集にチャレンジされてはいかがですか?

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コメント

はじめましてhappy01我が家にも2歳になるFIONAというジャックがいます。気が弱くてチワワにもお腹を見せてマイッタsweat02をしてしまうのでジャックラセルチワワと呼んでます。吠えないし、おもちゃも壊さないので本当にジャックsign02と思いますが、いたずらは大好きで毎日が驚きの連続です。ブログ初心者なので悪戦苦闘しながらFIONAとの思い出を投稿しています。ジャックラッセルテリアと暮らす毎日は本当に楽しいですよねshine

投稿: FIONAママ | 2009/07/02 20:35

ごめんなさい・・・まちがえて、へんなとうこうしました・・・heart04
おひさしぶりですねーheart02アドバイスがほしいことがあります。
ともだちが柴犬(名はコタロウ)を飼い始めました。コタロウは人見知りがすごくて
来て1ヶ月たつのにまだ触ったこともないらしいです。
どうしたらなおりますか。

テツは元気です。いたずらはおそろしいです。これからもすばらしいブログ待ってます。JRTの飼い主同士がんばりましょう。

投稿: テツの母の娘 | 2009/07/02 20:53

FIONAママさん、こんにちは、
大人しいジャックラッセルテリアの子、何歳くらいでしょう?今、そとからなので、帰宅したらゆっくりブログの方みさせていただきますね。

投稿: 史嶋 桂 | 2009/07/02 23:26

テツの母の娘の娘さん、こんにちは、
柴犬のコタロウちゃんは、今生後何ヶ月で、どんな飼い方をしているのでしょう?
人間はだめでも、犬は平気とか、なにかきっかけになるような事はないでしょうか?
もっと詳しい状況がわからないと、対策を考える事ができません。

例えばペットショップで単独飼育されていた子を、生後4ヶ月過ぎごろから、飼い始めた場合、社会化期の次の恐怖期に入ってしまって、新しい家に来る直前に何か怖い経験をしたために、新しく見るもの聞くもの、なんでも怖くなっている可能性もあります。

こういう子は、むやみにケージに閉じこめたりせず、静かな部屋で自由にさせ、自分の周りのものから徐々に社会化をやり直す必要があります。例えば、ご飯をちゃんと食べる子なら、ドッグフードを飼い主さんが、手から一粒ずつ与えたり、子犬が普段過ごす部屋で、飼い主さんが子犬を無視して一緒に一日過ごし、子犬の方が周囲のものをすべて調べ終わって、自分から飼い主さんに近づいてくるまで根気よく待つと言う方法もあります。

投稿: 史嶋 桂 | 2009/07/02 23:39

こんにちわ。W・コーギー(8歳♂)の母です
先日は質問にお答え頂きありがとうございます。
本日の記事も興味深く拝見しました。
この記事には直接関係はないのかもしれませんが・・・
例えば犬通しの喧嘩(本当は、じゃれあい?)の際にジャンくんのように「ハナセ」が効けば良いのですが、効かない子・・・興奮の極みでコマンドも入らない時などは、どのように両者を引き離せばよいのでしょうか?こちらがリードをつけている場合、むしろ放して自由にし静観しなさい。であるとかバケツの水があればぶっかけるであるとか。聞きますが、私の経験では(もちろん近づかないことが大前提ですが、うっかり、スイッチが入ってしまった場合など)つい、静観できずに、リードをひっぱり無理やり引きはがそうとしましたが、首に噛みついたまま、相手の犬がついてきたことがありました。そうです。いつもこちらからではなく、相手が急にくることがあるので、「嫌われる要素」についても悩んでしまいますが・・・それは、別の機会に教えて頂くとして、
その場での対処の仕方について史嶋さんのお考えを教えていただけますか?

投稿: タハ母 | 2009/07/03 12:51

追伸
ジャンくんの場合は喧嘩ではなく「スズメ」を「ハナセ」というコマンドが効くということですが・・・

投稿: タハ母 | 2009/07/03 12:55

史嶋様

以前、家人が出かけるときに吠えるキャバリアのことで相談させていただいたタケゾウ母です。

あれから1ヶ月あまり、どうして吠えるのか観察しながら教えていただいた方法を試してみました。
朝の散歩を40~50分して、出かける前にも少し外を歩かせてみているのですが、あまり変化がありません。逆に雨の日など長い散歩ができないときでも、長い散歩をした時と反応が同じなんです。。。
やはり、タケゾウが吠えるのは一緒について行きたいというのが原因なのかもしれません。

ただ、マテが長い時間できないので、教えてもらったのとはちょっと違う方法になってしまっています。
主人が出かける用意をするとき、ベルトのバックルがガチャガチャと言うのが、タケゾウにとっては主人が出かけるのを知る合図のようなので、その音がする寸前に「タケゾウ、マンマ食べようか」と言って気をそらせ、一緒におやつのある場所へ取りに行って、クレートに入るように指示し、マテをさせているうちに主人に出てもらっています。調子がいいときは1回も吠えずに済みますが、ダメなときはおやつを取りにいく時点で吠え始めます。

分離不安解消の練習も教えてもらったようにやってみるのですが、散歩してかなり疲れているはずなのに、柵につなぐとソワソワし、指示に従わずに立ち上がって匂いをかぎ始めたりします。うまくいくときでも、2回ほど練習すると飽きた様子で、ワンワンと吠え始めます。また、私の姿が見えているうちはなんとか我慢できることもあるのですが、姿が見えなくなった途端、すぐに吠えます。

側脚歩行だけは以前よりだいぶ上手になりました。初めての道や直前に犬が通った道などはダメですが、いつもの道ならちゃんとついて歩くことが多くなりました。以前は地面の匂いばかり嗅いで好きなように歩こうとしていたのでかなりの進歩です。ただ、不思議なことに1歳ごろ去勢をしたのですが、去勢をするまでマーキングをほとんどしなかったのに、去勢をしてからマーキングをするようになってしまいました。1回目でほぼ全部出してしまうので、その後のマーキングでは数滴でるか、何も出ないかなのに。

家の中ではおとなしくよく言うことも聞くようになって来ましたが、外ではまるで私の声が聞こえていないかのように指示を聞かないことや、そっぽを向いて指示どおりに行動することなどがあります。名前を呼んでもこちらを見ることはまれです。このような場合、何度も指示を出すのはよくないのでしょうか?どのように対応したらいいのか教えてください。

今回も長々とすみませんでした。
何か改善したほうがいいことなどもありましたら、教えてください。どうぞよろしくお願いします。

投稿: タケゾウ母 | 2009/07/03 22:34

タハ母さん、コメントありがとうございます。
コーギー君の問題行動に関するご質問について、文面からわかる範囲でお答えします。ただし僕はコーギーそのものを飼った事がないので、コーギーの血が入っていると言われるオーストラリア産のジャックラッセルテリアの行動からの推論になりますので、あらかじめご了承ください。

>例えば犬通しの喧嘩(本当は、じゃれあい?)の際にジャンくんのように「ハナセ」が効けば良いのですが、

犬と犬が行う取っ組み合いには、1.本気の喧嘩、2.儀礼的闘争 3.じゃれ合いまで様々な段階があります。本気の喧嘩の場合は、相手に咬みついた段階で、流血の事態になっているはずなので、今回のケースは2か3にあたると思います。

このレベルの話なら警察犬にいれる「襲撃訓練」の応用で、咬んでいる物を放させる訓練、事前に咬みつこうをするを止める訓練を教える事が出来ます。そこまで訓練すれば、僕がジャンに命じて、捕らえたスズメを放させたのと同じ様に、咬み付きを止めたり防止したりできますし、衝動的な咬み付きも制御出来るようになります。ただし襲撃訓練は中途半端に入れると、犬の攻撃的な面を助長してしまう事もあるので、襲撃中止まで確実に教える様にしてください。家庭犬にこの訓練を入れる目的は、犬の攻撃的な行動を飼い主がコントロールする事にあります。

■咬みつきを止める訓練(ジャックラッセルテリアに教えた例)
1. 犬に咬んで遊んでも良いロープおもちゃをモッテと命じて咬ませ、飼い主と犬でひっぱりっこする。

2. 所有欲が高まり、犬が本気でおもちゃを奪おうと全力で引いてきたら、おもちゃごと犬を手元に引き寄せ、ハナセ(ダセ)と命じながら、もう一方の手の指を犬の耳の穴にそっと入れるか、耳に強く息を吹き込む。

3. 犬は耳の穴を刺激されると、咬みついているものを放す。

4. 犬が咬んでいるおもちゃを素直に放したら、ヨシヨシ・ハナセと褒め、素早くおもちゃを隠し、スワレを命じご褒美を与えてマテと命じしばらく静止させる。

5. 1に戻り、再びおもちゃに咬みつかせ、ハナセの声符と耳の穴を刺激する事を繰り返す。

6. この訓練を繰り返すと、犬はハナセと言って、頭の上に手の平をかざすだけで耳の穴を刺激される事を嫌い、すぐに放す様になる。

7. 最後はおもちゃを見せて、咬みつこうとした時に、手を犬の頭の上にかざし、ハナセと命じ、最初から咬ませない訓練も行う。

8. 手をかざす → 咬みつくのをやめると言う条件反射ができたら、取っ組み合いをハナセでヤメさせる事もできる。声符はハナセからヤメに入れ替えても良い。

この件は、以前別の記事で詳しく解説していますので、そちらもお読みになって見てください。
http://golog.nifty.com/cs/catalog/golog_article/catalog_003362_1.htm?page=1

なお、以下の点はきちんと原因までさかのぼって対策を考えないと、誤った対策になる場合もありますので、冷静に犬の行動を観察し、僕の対策だと違うようなら、またご質問ください。

>うっかり、スイッチが入ってしまった場合など)<中略>相手が急にくることがあるので、「嫌われる要素」についても悩んでしまいますが・・・

このスイッチが入ると言う表現は、安易に使うと問題をぼやかしてしまうと思います。おそらく「特定の外部刺激に対して犬が条件反射的に取る激しい行動」の事を言っているのだと思いますが、犬の場合は狩猟を行う捕食者としての振るまいと、社会性のある肉食動物としての振る舞いのどちらでも、相手に咬みつくと言う行動が起こります。
詳しくは藤田りか子さんか書かれた「犬にスイッチが入るとき」の一連の記事を参照して、ご自分の犬がどの外部刺激に反応したのか、あるいは相手の犬は自分の犬のどの振る舞いに反応して攻撃的にふるまったのか、を良く観察して見てください。

投稿: 史嶋 桂 | 2009/07/04 22:11

タケゾウ母さん、コメントありがとうございます。

今回のお話では、脚側歩行がきちんとできる様になって来ただけでも大きな進歩だと思います。いくつか気になる点がありますので、順番に書いてみます。

>クレートに入るように指示し、マテをさせているうちに主人に出てもらっています。
>調子がいいときは1回も吠えずに済みますが、ダメなときはおやつを取りにいく時点で吠え始めます。

このうまく行くときと、ダメな時には、なにか差があるはずです。
可能性があるのは、タケゾウ君がご主人の外出に気を取られてしまう前にクレートでの待機を命じる事ができるかどうかのタイミングではないでしょうか?それと、ご主人について行きたがるなら、朝のお散歩をご主人にしていただく事はできませんか?

>散歩してかなり疲れているはずなのに、柵につなぐとソワソワし、指示に従わずに立ち上がって匂いをかぎ始めたりします。

訓練を急ぎ過ぎている様な気がします。まず、単独で繋ぐ前に、飼い主と一緒にツケやスワレに従って、大人しく待てる時間を伸ばすところからやり直してください。少なくともじっと数分待てる様にしてから、次の段階に進む様にしてください。

>うまくいくときでも、2回ほど練習すると飽きた様子で、ワンワンと吠え始めます。

たぶんこれが一番の問題点です。一回でもうまくできたら、それで訓練は終わりにして、犬が喜ぶ方法でなでてやり、笑顔で大げさに褒めて上げましょう。もう一度うまくできたら終わりにしよう、ではなく、今の訓練がうまくできたからこれで終わりにしよう、と言う「成功したら終わる」パターンを守って、犬に「どうすれば飼い主が褒めてくれたか」を印象づける様にしてください。

反対に犬が吠えた事で飼い主があわてて戻ったりすると、犬は「吠えれば飼い主は戻る」と、望ましくない学習をしてしまいます。停座待機訓練では、犬が待ちきれずに吠え始める前に訓練を終了するタイミングを飼い主さんがきちんとつかむ事が大切です。

>家の中ではおとなしくよく言うことも聞くようになって来ましたが、外ではまるで私の声が聞こえていないかのように指示を聞かないことや、そっぽを向いて指示どおりに行動することなどがあります。

家の中で良く言うことを聞く様になっただけでも大きな進歩だと思います。
そとで落ち着かないのは、飼い主がリーダーシップをとれていなかった頃の癖が抜けなくて、犬自身が回りに注意を払い続けているため、余裕がなく飼い主とのアイコンタクトさえできない状況なのだと思います。

この場合は、犬がいつも行く静かな場所で、対面でベンチなどに座らせ、アイコンタクトの練習からやり直した方が良いです。詳しくは下記の記事をご覧ください。
http://dogactually.nifty.com/blog/2009/04/ver23-c7d4.html

次にどんな状況でもスワレに従い、命令待ちにできること、を屋外で教えなおします。詳細は下記のurlからどうぞ。
http://dogactually.nifty.com/blog/2009/05/4---5a2b.html

アイコンタクトとスワレの訓練と脚側歩行訓練の3つを平行して進めていけば、訓練の進行とともに複数の問題が解決して行くと思います。色々ご苦労されているご様子ですが、犬の訓練としつけはなにか一つでも進歩があれば、それを足がかりに、他の点も改善する事が可能ですので、
原因を確認する>対策を考える>訓練を行う、
と言う繰り返しで根気よくがんばってくださいね。

投稿: 史嶋 桂 | 2009/07/04 22:49

こんばんわ。
大変参考になりました。
以前の記事も読ませていただきました。
「嫌われる要素」については、挨拶の仕方が不躾けなのだろうと思います。はじめての飼い犬でしたから、社会性の不足でしょうか。
犬の世界の行儀良い挨拶の仕方ができないのでは、と観察しています。(いきなり、マウントしようとするなど、又しつこく嗅ごうとするところなど・・・俗に言う「K・Y」ですか?それで、相手がガウッなれば、もともとコーギーですから、ガウッとやり返すのですね。
彼の名前はエド(w・コーギー)と言いますがおもちゃの「ハナセ」などは聞きますので、その瞬間のオーナーである私の慌てぶりと、そうなった時の対処のまずさにも、原因があったのだと、思います。史嶋さんの記事にあった通りですね。
タハティ(♀)が成人して他者(犬)を寄せ付けない件もおっしゃる通りでいちいち納得いたしました。

もう少し先ほどのご意見をじっくりと読ませていただき学習したいと思います。ありがとうございました。

投稿: タハ母 | 2009/07/04 23:22

すみません・・・・くわしくないですね・・・
コタロウは買ったときにはもう1さいでした。
ケージにいれているので原因はそれかもしれません。
お散歩は車で広い公園にいき、車で帰ってきます。
家には常に友達の母がいてひとりになることはあまりないです。
原因になりそうなことはこのくらいかなぁ・・・・
わかったら連絡おねがいします。

投稿: テツの母の娘 | 2009/07/05 07:47

上に追加します。
コタロウは、犬だろうが、猫だろうが、身の回りのすべてを怖がるそうです。人もだめです。

投稿: テツの母の娘 | 2009/07/05 08:00

タハ母さん、こんにちは、

お考え、たぶん当たっていると思います。定性的な言い方になってしまいますが、どちらの犬も社会化の不足が原因だと思います。犬の社会化は臨界期である生後4ヶ月台を過ぎると、かなり難しくなり、さらに気の強い犬と気の弱い犬では、矯正が困難な事もあります。こうした犬は、訓練で他の犬を礼儀正しく無視させる事はできますが、どんな犬とでもフレンドリーにと言うのは難しいかも知れません。

以前ゴログで同じ犬種の牡犬で、2匹目として飼われたものの、1匹目のミニチュアダックスと折り合いが悪く、成犬になってから引き取られた犬のご相談を受けた事があります。そのときは、まだ2歳と若い犬だったのと、相談者が男性で、逆らう犬に常に冷静に対処され、脚側歩行訓練を厳密に入れた結果、幼い娘さんも普通に散歩できるような良い犬になった例があります。

前のコメントでも書きましたが、コーギーは育種目的のせいで、飼い主が明確にリーダーシップを発揮できないと、自分でリーダーシップを取ろうとする傾向のある犬です。普段訓練でできる事を、実際の問題が発生した時に冷静に実行できるかどうかは、飼い主さんの経験と意志の方が比重が大きいかも知れません。あまり焦らずに、少しでも良い方に向かえばそれが小さい成功と割り切って、小さい成功を積み上げて行く様に時間をかけて一つずつ対処された方が良いかも知れません。

投稿: 史嶋 桂 | 2009/07/05 21:58

テツの母の娘さん、こんにちは、

最初のご質問は、
>ともだちが柴犬(名はコタロウ)を飼い始めました。コタロウは人見知りがすごくて来て1ヶ月たつのにまだ触ったこともないらしいです。

と言うお話でした。でも
>お散歩は車で広い公園にいき、車で帰ってきます。

と言うお話だと、誰かがお散歩に連れて行っているわけですよね?連れて行っている人は、当然コタロウ君にさわれるわけですよね?これは誰ですか?それともリードや鎖につないだまま飼い、無理矢理お散歩に行っているのでしょうか?

もう一つ原因になりそうなのは、以下の件です。
>コタロウは買ったときにはもう1さいでした。

一歳になるまで、コタロウ君はどこでどんな風に暮らしていたのでしょう?これがこの問題を解決するのに一番大切なポイントです。

実は柴犬は「一代一主」と言うくらい、最初に慣れ親しんだ飼い主に懐き、飼い主が変わると、新しい飼い主には懐きにくい犬です。日本犬はみんなこの傾向が強いです。

これは柴犬がオオカミからあまり変化していない、古いタイプの犬だからと言われます。柴犬の場合、生後4ヶ月までの社会化期(自分の身内を覚え、その仲間の中で社会性をもって暮らす事を覚える時期)を過ぎてしまうと、新しい飼い主や新しい犬、新しい環境にはなかなかなじむ事ができません。

こういう犬を新しい環境に慣らすのはとても難しい事です。まずケージに閉じこめるのをヤメ、室内で常に家人と一緒に過ごせる様にします。幸いいつもその家の主婦の方がいらっしゃる様ですので、その方が常に犬と一緒に過ごし、なおかつ、人間からは積極的な働きかけをせず、犬の方が「この人は怖くない」と安心して、自分から寄ってくるまで待ってください。

場合によっては野生犬を馴致する様な手間がかかるかも知れませんが、まずは犬の恐怖心を払拭できるようになるまで、犬を自由にさせ、こちらから働きかけをせずに、じっと待つ事が必要だと思います。

投稿: 史嶋 桂 | 2009/07/05 23:29

史嶋様

お返事ありがとうございました。

一生懸命になるあまり訓練を急ぎすぎていたようです。タケゾウにとっては負担だったかもしれませんね。犬のしつけも子育ても成長を待ってあげることと根気が大切なんですね。勉強になりました。

これからはあまり急がず、少しずつ進んでいきたいと思います。また困ったことが出てきたら相談させていただくかもしれません。そのときはよろしくお願いします。

投稿: タケゾウ母 | 2009/07/06 08:43

史嶋様 こんにちは。
前回 ご相談させていただいた麦の飼い主のハコです。その節はアドバイスいただきありがとうございました。
あれから2週間ほどたち、やっと家族にも余裕が出来始めたと思います。思えば、我が家で犬を飼うのが2年振り、17年振りの子犬で犬に振り回される日々でした。それに加えジャックラッセルテリアという暴れん坊、麦です。
最近は、麦が噛むタイミングについて観察中で、以前アドバイスをいただいた「紐を噛んで遊ぶ事を犬が飽きるまでする事」と他の遊びも飽きるまでやり、終わったら「ヤメ」と言っておもちゃを片付けるようにしました。(ヤメと言うと自然にスワレします。)ボールも楽しそうに拾いに行きます。(すぐ飽きますが、、、。)以前は噛み付いた紐を離さずひっぱりっこしていたのですが、少しひっぱり口をくちゃくちゃさせてジャンプか紐を追いかける事に移行します。これは毎日のように乳歯が抜けて違和感があるのでしょうか?
問題の噛むタイミングですが、私が朝支度していると飛びついてきてたまに肩・手を噛みます。両親と麦とで居る場合はいきなり手・肩を噛みのどの奥で「グゥゥ」(唸る感じではありません、何か要求しているようです。)と鳴き「イタイ」と言って鼻面を掴むとまた手を噛んできます。私が帰宅した際も喜んで飛びついて撫でてやるとお腹をみせまた手を噛みます。(手に傷がつくほど噛み付かなくなりましたがそれなりに痛いです。)私や父より母の被害が多いです。
これらは、要求と嬉しさの表現でしょうか?あと両親に噛んだ時私が居る時は私が叱る事がありますが本人が叱る方が良いでしょうか?
噛む事についてはやめさせたいと思っています。近所の子供たちも麦を触りたがり、子供が手を出すと麦が手を噛む事があるので、(勿論強くは噛みません。)犬になれていない子はやはり怖がってしまいます。
そして散歩ですが、最近麦が嫌な道(4箇所ほどあります。)に行くと歩くのが遅くなり何度がチョークすると私の足に噛み付くことがあります。その度に口を持ってダメ!と言い、ツイテというと動かず時には地面に寝転がります(泣)。そんな道が何箇所かあるため、つい麦に歩調を合わせがちになってしまいます。歩調を合わせることはやめた方がいいでしょうか?(因みにこの道は進行方向を逆に進むのは問題ありません、、、。)
あと散歩中気になった事が。近所のご一家ですが麦に会うといつも名前を呼んで撫でてくれます、麦も呼ばれて尻尾を振り全力で走って行きますが、スルーします。撫でられることもありますが、基本スルーです。すぐ地面をクンクンしたりします。ですが散歩途中必ずそのご近所の家を覗くので、好きだとはわかりますが、、、。
そしてドッグランですが、これはもう長期戦です。
近所の散歩では、初対面で吠えられたり唸られない限り自分から近づき鼻で挨拶します。「寄るな」と唸られた時は尻尾を立て伏ます。相手が更に匂いをかいでくると必ず「ゴロン」ですが、相手が引くと追いかけ始め飛びついてじゃれはじめるのです。(逃げられれば逃げられるほどテンション上がります。)老犬にもやるのでヒヤヒヤします。その時はマテと言って胸をポンポン叩いて落ち着かせ相手が去るまで待つようにしています。「ゴロン」のあとの場合ですが、相手がかなりしつこく伏せの体制などして「遊ぼう」のアピールをしてくれた3度目位の対面でやっとじゃれる事が出来る様です。この調子でドッグラン、挨拶はしてもゴロンでしつこくかまってくれる犬はさすがに居ません!皆走ったり遊ぶのに夢中です。それどころか自分から挨拶が出来ず。時間がたつにつれ端に居る頻度が高いです、、、。ボールを投げても周りを気にして取りにいきません、、、。アウェーでも頑張ってほしいものです。こればっかりは慣れるまで待つしかないですね。
しつこく追いかけまわすのは、やはり止めるべきですよね?(私の家族によく懐いているキャバリアは麦が近寄ると逃げ回るだけで麦が飛びつこうが飛び乗ろうが怒りもしません。私に近寄りたいのに麦が居るため一歩出たり下がったりでかわいそうです、、、。)

今回も長くなってしまい、すみませんがまたアドバイスいただけないでしょうか。
よろしくお願いします。

投稿: ハコ | 2009/07/08 01:46

ハコさん、コメントありがとうございます。

まず、前のコメントで麦ちゃんは生後4ヶ月過ぎと伺っていますので、この時期の子犬に必要な注意から申し上げます。
犬によって、多少時期のずれはありますが、生後4ヶ月過ぎは子犬にとって恐怖期にあたります。子犬の恐怖期というのは、人間の赤ん坊が人見知りを始める時期ににています。恐怖期は親の庇護がなくても、子犬が自分ひとりで外界のあらゆる事象に対応出来る様に、危険なもの、外敵などを覚える時期でもあります。この時期の子犬は、何かで怖い思いをすると、一生その記憶によってその対象を恐れる様になります。

ですからこの時期の子犬が何か恐れたり、避けたりする様な事があったら、飼い主は無理強いしてはいけません。お散歩の途中に何か怖がるもの、子犬が避けようとするものがあったら、しばらくその場所はお散歩のコースから外すなどの対応を取ってください。

前にも書きましたが、紐のひっぱりっこ遊びは、可能なら犬が飽きるか疲れるまで行い、咬み着いた物を放す訓練も平行して行ってください。やり方はこのコメントの上にある、タハ母さんへのコメントをご覧ください。当面の目標は、遊びの終わり頃に、ヤメと言いながら、犬がジャンプしても届かない位置で、犬の鼻面にむかって手をかざし、犬の咬み着き行動を抑える事にあります。この訓練が入ってしまえば、成犬になるころには、ヤメで最初から咬ませない事も可能になるはずです。

なお、咬み着いてくる状況のお話を読む限り、麦ちゃんの咬む行為は、自分が遊びたいと言う自己主張のための要求吠えの代わりの様に思えます。ジャックラッセルテリアがグ~と唸るのは、普通の子犬ならク~ンと可愛く啼くのに近い状況です。

咬み着きを止めるのに、気性の激しいジャックラッセルテリアでは、マズルを掴むのは逆効果になる事があります。理由はマズルを掴む行為が、遊ぼうと誘った事に対する飼い主の了承ととられてしまうからだと思います。

麦ちゃんの月齢と、ちょうど歯が永久歯に生え替わる時期である事から、この咬み着く行為は、甘えと儀礼的闘争の準備と、歯が生えてくるのを促進する行為など、複数の要素がありそうです。こうした咬み着き行為は永久歯に生え替わる頃にはやむ犬もいますが、ジャックラッセルテリアの場合は、本来獲物に咬み着く強さも育種の目的だった犬なので、飼い主が制御出来る様にしないと危険な場合もあります。

同じくらいの月齢から2歳前くらいで、麦ちゃんの遊びにつきあってくれる犬がいれば、頻繁に取っ組み合い遊びをさせれば、人間に対する咬み着きは減ると思いますが、そういう犬の遊び友達が近隣にいない時は、飼い主が時間の許す限り相手をしてやるしかありません。

対策の一つとして、麦ちゃんの相手をする際に、片手を鉄工用の豚皮の厚い手袋などでガードしておくのも有効です。ただし痛くないからと言って、手袋越しでも手を咬ませて遊ばせてはいけません。紐のひっぱりっこなどの遊びによって、咬んで良いものを教え、人間の手を間違えてでも咬んだら、ヤメと手かざしで止める様に訓練の強化が必要です。痛いと言う言葉は、絶対に甲高い悲鳴に聞こえる声で言ってはいけません。獲物に襲いかかるタイプの猟犬は、悲鳴を聞くと余計攻撃衝動が高まるからです。痛いと言うより、ヤメ・ダメなどの中止と禁止の声符を出来るだけ低い声でかける様にしましょう。

散歩中によその人に呼ばれて行くものの、近くに行くとよけてしまうのは、アルファ気質の強い犬に時折見られる行動です。これは構われたいと言う気持ちと、自分の地位を確保したいと言う葛藤の結果起こるようです。地面の匂いを嗅いで見せるのは「あなたには敵意はない」と言うカーミングシグナルです。おそらくその状態で身体に触れても、尻尾を振って見せるくらいで、撫でられた人になつく様な事はあまりしないでしょう。こういう場合は、飼い主がツケやスワレなどで犬を座らせ、相手の人に撫でてもらってください。飼い主の命令で座っている状態なら、犬は他の人に触られても自分のメンツを保つ事ができ、同時によその人は怖くない、仲間だと言う認識も育てる事が出来ます。

恐怖期に入っている子犬をドッグランや散歩の途中で他の犬とで遊ばせる時の対応ですが、相手を酷く咬む様な事、反対に他の犬から襲われる様な事がない限り、ある程度犬に任せ、飼い主は一歩引いて監視するにとどめて見てください。もちろん、相手の飼い主さんに「子犬なので無礼をはたらくかも知れないが遊ばせてやって欲しい」とお願いしてください。乳歯が永久歯に生え替わり、咬んだ時のちくちくした感じがなくなると、大人の犬は相手が小さくても寛容な態度は見せなくなります。しつこく相手の犬に絡むと叱られる、と言う経験もこの時期の子犬にとっては大切です。

子犬は、成長の過程で、見知らぬ犬に相対した時に自分の身を守るために、あいさつ~服従~謝罪などのボディランゲージを、犬自身の判断で瞬時に使い分けられる様になる必要があります。しかし恐怖期にある麦ちゃんが自主的に他の犬と遊ばない時は、彼女自身かなりのストレスを感じていると思います。逆にそういう時は、飼い主が犬を呼び戻し、一緒に遊んだり、簡単な訓練をしたりして、他の犬が構ってくれなくても、飼い主は常に味方で気に掛けてくれていると認識させるチャンスだと思います。

また相手の犬が麦ちゃんより明らかに下位の場合は、一通りの挨拶を追えたら、すぐに散歩に戻るか、相手が行きすぎるまでツケやスワレで静止させてください。アルファ気質の強い犬の場合、自分の地位を確立する目的で弱い相手にマウントしたり、押し倒したりもします。また、相手の犬がハコさんに挨拶に来る事に対し、麦ちゃんが嫉妬する様な様子を見せるなら、相手の犬を構うのはやめた方が良いです。

ジャックラッセルテリアの場合は、まず飼い主と飼い犬の絆を強め、上下関係を確立する事が、自分の犬を制御する上で一番大切な事だと思います。

投稿: 史嶋 桂 | 2009/07/08 10:50

史嶋さま
たいへんご無沙汰しております。以前子犬の社会化に関して質問させていただき、丁寧に返信いただきありがとうございます。
現在、3ヶ月と1週間のピノコのお散歩がそろそろ解禁になります。パピー教室に週1回程度通い(これまでに3箇所に5回行きました)、どの先生からも順調に上手に遊べていますね(遊び相手はダックス・チワワ・プードル・フレンチブルドッグ・パグ・豆柴等で、ジャックの友達は残念ながらいませんでした。)と言ってもらえています。もっとたくさん犬同士、遊ぶ時間をとってあげないといけなかったとは思いますが、散歩が解禁になるこの時期からでも、遅くはないだろうと自分自信を慰めています。
さて、お散歩を始めるにあたって、脚側歩行の練習もしなくてはと新たな課題がうかんできたのですが、これはお散歩初日から練習することなのでしょうか?それとも、しばらくは散歩って楽しいと思えるように自由にさせておいてもいいのでしょうか?チョークは使いこなす自信がないので、一度自分がチョークの使い方を習わないといけないなと思ってはいるのですが、まだ動けていない状況です。

現在のピノコは、スワレ・マテ(フセをして待つ)・ヨシ・コイ・ハウスがご飯の前ならほぼちゃんとできます。指示したいことを先回りされてしまうので、ピノコの予想を裏切った支持をするのが大変です。。。
また散歩の話とは別ですが、ダメと怒った後にスワレをさせるとフセをします。このスワレとフセ、マテがまざっている状況はやはり好ましくないのでしょうか?スワレもフセもマテも、似ていると言えば似ており、違いをどう教えればいいのか難しく悩んでいます。。。

投稿: くろお | 2009/07/08 14:26

くろおさん、こんにちは、ご無沙汰しております。
ピノコちゃん、順調に犬たちに社会化でき良かったですね。小さいころから、たくさんの犬と遊んだ子犬は、ジャックラッセルテリアだけでなく、成犬になった時に情緒の安定に大きな差が出ます。お散歩も見方を変えると人間社会全般に対する社会化の一つの手段といえますので、まずは焦らずに外の環境に子犬を慣らす事を優先してあげてください。

生後3ヶ月ですと、脚側歩行をいきなり教えるより、まずは外を怖がらない様に、屋外の環境に対する社会化から始めた方が良いと思います。最初の数日は家の回りの静かな場所を歩き、十分匂いとりをさせ、自分の家の近くにどんな匂いがあるかを把握させます。最初のお散歩は、犬が進んで歩き、怖じ気づいたりせず、飼い主さんと歩ければOKです。

もし近くに犬が集まる様な公園等があれば、時間が掛かってもそこまで歩いて出かけましょう。犬同士で上手に遊べる子犬なら、すぐに他の犬や飼い主さんにも慣れ、この公園まで行く事を目的に積極的に歩ける様になると思います。

1ヶ月ほど、外の環境に慣らしたら、子犬が他の犬とたくさん遊んで、少し疲れている帰り道に脚側歩行訓練を試してください。最初に帰り道から練習するのは、犬が帰りたくなくて、飼い主の後からツイテくる状態を作りやすいからです。

子犬の脚側歩行訓練には、ハーフチョーカー首輪がお勧めだと思います。布製で簡単に洗えるものを2組買って、他の犬と遊んで汚れたら、こまめに洗って使うと良いでしょう。最初は室内でハーフチョーカーとリードに繋ぎ、部屋から部屋へ一緒に歩く練習をして、慣れてから外で使うと良いと思います。

もう一つ、フセとスワレの件ですが、
ダメと叱った時にフセの姿勢を取るなら、伏せたタイミングを逃さず、フセと命じて、フセを謝罪の姿勢と教えてしまう手もあります。おとなしい性格の子犬にとって、フセの姿勢は叱られた時に上位者に服従して見せる姿勢でもあるので、それが出来るだけで他の犬とのトラブルを回避しやすくなります。ちなみにマイロはフセとスワレをきちんと区別出来るようになるのに、1年くらいかかりました。訓練競技会に出すなら別ですが、家庭犬として飼う子犬の場合は、あまり急いで厳密な区別をしなくても良いと思います。

それとジャックラッセルテリアは、声符より視符の方が反応が良い場合が多いので、スワレとフセを命令する時に、少し大げさに視符を使ってみるのも一つの手段だと思います。僕はマイロが(時にわざと?)フセとスワレを混同するので、フセを教えた時は、1週間全ての待機姿勢をフセだけで訓練しました。フセ強化週間です。フセが確実になったところで、次の週はスワレだけで訓練しました。それを繰り返す内に、だんだん間違わなくなりましたが、確実に出来るようになるまで、生後8ヶ月くらいかかったと思います。

投稿: 史嶋 桂 | 2009/07/08 16:50

史嶋さま
お忙しいところ、早々のご返信ありがとうございます。
現在、抱っこ散歩で近くの公園に足を運んでおり、近くの犬の飼い主さんのお話を聞かせていただいています。(まずは私が社交的なら、ピノコも仲間に入りやすいだろうと思い頑張り中です。)
静かな子が多く、お散歩解禁となったらしつこくて嫌われそうだな、、、と感じていますが、まぁ中には気さくに遊んでくれる子がいることを期待します。
公園ではないのですが、ピノコを連れていないときにジャックのお散歩をしている人を近くで3人4頭見かけたので、その方のお散歩パターンをつかめれば・・・とも思っています。待ち伏せはストーカーみたいなので、次お会いできた時はちゃんとお話しして見ます(笑)
お散歩デビュー後、また困ったことがあればご相談させてください。
脚側歩行はそれほど急がなくても大丈夫そうなので安心しました。まずはお散歩を楽しめるよう、よいお友達を見つけます。
また、訓練競技に出そうとは考えていないので、スワレとフセはもう少し時間をおいて教えようと思います。まず今は、おもちゃをくわえたら放したがらないので、ハナセを頑張ります!
史嶋さんのおかげで、早期にパピー教室等に通い、早すぎるかもと思いながらもスワレ等のしつけに取り組むことができました。ありがとうございます。私も代々木公園のドッグランは遊びに行ける圏内なので、いつかマイロちゃん、ジャンくんに遊んでもらえるといいなと思っています。早くドッグランデビューできるよう、頑張りたいと思います!
最後になりますが、ピノコが『ヴ~ッ』とよくうなり、飼い主としての信頼関係が築けていないのかとへこんでいたのですが、史嶋さんの
ジャックの『ヴ~ッ』は、他の犬の『キュンキュン』という甘えに近いと思うという言葉で非常に気持ちが楽になりました。これからも、しつけ本には載っていない情報の発信、楽しみしていますので頑張ってください。

投稿: くろお | 2009/07/08 21:59

史嶋様
お返事ありがとうございました。細かく答えていただいてとても勉強になります。
そこでまた質問なのですが、
まず散歩の事です。麦は地面を見ながら歩くことが多いので(匂いをかいでいい場所は、ヨシと言いますが聞いていない様子です。他にも葉は必ず食べてしまったり、落ちているものを口に入れてしまうことがあります。)チョークする場面も増えてしまいます。そうすると足に噛み付いたりして歩くのが遅くなる事が多々あります。現在1回の散歩に一時間以上かけていますが、半分近くこのような状態ですので、体力を消費しておらず家に帰ってからも家の中で走ったりします。2ヶ月近くチョークでの散歩をしていますが、今だこの散歩で自分が「リーダー」になっている感がありません、、、。
取っ組み合いの遊びをする犬ですが、1歳くらいの牡のビーグルが1頭います。散歩で会えば必ず向こうの飼い主さんが許してくれる限り遊ばせてもらっています。いつもかなり激しくじゃれてくれます。他にも遊べそうな犬を探しながら練り歩く日々です。(少し離れたところに1歳のジャックラッセルテリアがいるらしいと聞いたので今はその犬を探しに探検中です。)
あと噛む事ですが、マズルを掴むと遊ぶ合図(遊ぶことの了承)はその通りです。特に両親には、そうです。おもちゃを持って「こっちで遊ぶの」とおもちゃをみせても手を噛み付きます。それからは手を隠すようにしているみたいなのですが。日中は両親と犬とで居ることが多いので、飛びついて噛んできたときは、両親にどうさせたらよいでしょうか?(これまではマズルを掴んで低い声でイタイ・ダメと言っていましたが。)

投稿: ハコ | 2009/07/08 22:29

ハコさん、こんにちは、
地面を見て匂いを取りながら歩く犬の対策ですか、リードを短めに持って、犬の顔を地面から放して歩く様にしてみてください。地面の匂いを嗅ぎにくくすれば、わりと素直に歩く様になると思います。おそらくチョークによる訓練がうまくいかないのも、左手と犬の首輪の間のリードを長く持ちすぎているせいだと思います。拾い食いもこれで防止できます。

匂いを嗅がせたり、排泄しても良い場所に来たら、ヨシと解除命令を出してリードをのばして犬に自由に匂いを嗅がせ、次のポイントにいくまでは、またリードを短く持ち直します。それとクルマの危険などがない場所では、道の真ん中をあるくのも良い方法です。犬のマーキングはだいたい道の端や電信柱、曲がり角などにされているからです。

1時間お散歩しても犬が疲れた様子を見せない場合は、たぶん歩く速度が遅すぎると思います。少し早足で歩いて、犬があとからツイテ来ざるを得ない様なペースを保って見てください。

麦ちゃんの様な癖がついた犬にチョーク訓練をやり直すコツは、常時同じ高さに犬の頭を固定するように歩き、犬がコースや脚側を離れそうになった瞬間だけ強めに瞬間的なチョークをかけて、歩きながら定位置に戻し、慣れるまでは、軽く首にテンションが掛かった状態で歩くことです。

手を咬むくせは、月令から考えてすぐには直らないと思いますので、犬の相手をする人は、金物屋さんで鉄工用の皮手袋を買って、犬と遊ぶ時は、手をガードする様にしてみてください。咬んで遊ぶおもちゃではなく手を咬むのは、おもちゃより手を咬んだ方が、人間の反応が大きくて犬がおもしろがるからだと思います。

手を皮手袋でガードした状態なら、咬まれてもそれほど痛くないと思いますので、おもちゃを咬んだ時はヨシヨシ・モッテと褒め、手袋越しにでも手を咬んだ時は、ダメとしかるだけにして、しばらく犬がつきまとっても無視して見てください。ジャックラッセルテリアの場合、マズルを掴むしつけを受け入れず、むしろ自分のマズルを咬んで遊びに誘っていると感じる犬が多い様です。

おそらく今は手を咬む→人間の反応が大きい→おもしろいのでまた咬む、と言う悪循環になっていると思います。犬から見ると、人間の手は、年上の犬のマズルと同じです。手を咬んでも、人間が反応しなければ、子犬は手を咬むより、おもちゃを咬む方を選ぶ様になると思います。

犬が興奮しやすいので、あまりお勧めしませんが、咬むとぴーぴーなるおもちゃを使って、おもちゃを咬む様に促す方法もあります。

あと、犬の名前を呼んでも、すぐに飼い主の顔を見ない時は、この連載の最初の方にある、アイコンタクトを強化する方法も平行して試してください。

とりあえず、上記の様な方法を1週間くらい試し、少しでも改善の兆しが見えるか、根気よく観察して見てください。

投稿: 史嶋 桂 | 2009/07/08 23:38

はじめまして、こんにちは~(^-^)
都内でジャックラにカブト虫狩りをさせているという事と、躾やトレーニングに一生懸命な事、捨て犬をなくさせるにはどうしたらいいのかを日夜考えているという事、を読んで、
大変大変感動していますheart01
というのも、私もそんな人間の一人だからです。我が家ではカブト虫狩りはさせていませんがhappy01、うちのワンコも虫に鼻面を近付けて「ポイント」をします。室内で私が虫に気がつかない時にワンコに教えてもらって、とっても助かっています。
また、我が家のワンコもジャックラ同様というかそれ以上にワイルドな性格と性質の持ち主なので、本当にこの9年間、
犬共々、飼い主の方も沢山のノウハウを身に付けられ、このワンコじゃなかったら、こんなに犬の事を知ることもなかっただろうとさえ感じています。
こんな事を始めとして、色々なお話をさせて頂けると嬉しいのですが・・・
お忙しいとは思いますが、是非メール頂けないでしょうか?

投稿: nana | 2009/07/09 13:37

nanaさん、コメントありがとうございます。

nanaさんは、訓練士を目指していらっしゃるのですか?それでしたら、ワイルドな性格の犬を飼った経験は、将来きっと役に立つと思います。

僕自身は、ずっと米軍基地の軍属が日本に置き去りにした犬達を飼ってきて、子犬から犬を飼った経験の方が少ないです。そしてジャックラッセルテリアも、自分で飼いたくて飼ったのではなく、家族が単に「カワイイ」と言うだけで選んで来た犬が、とんでもない凶暴な子犬だったので、この犬種を飼った人は苦労するだろうなあ、と考え、自分の経験を元にこの連載を書き始めました。

このコメント欄は御相談、雑談、何でも結構ですので、もしよろしければ、こちらにコメントいただけると助かります。今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: 史嶋 桂 | 2009/07/09 15:49

史嶋様
丁寧なご返答ありがとうございます。
リードは、おっしゃる通り最近だんだんたるみ気味になっていたと思います。今日の夕方・夜の散歩時早速短く持ち、散歩に行きました。途中チョークして足に噛み付く事もありましたがいつもより顔を上げて歩けました!
手を噛む事ですが、そういえばいつもじゃれあうビーグルの口・耳をよく噛んで挑発(?)しています。(ビーグルの方はあまりやりません。)手を噛む=遊ぶ になっていますね、、、。
アイコンタクトは、一番初めにやれば良かったのですが自然に出来るだろう、とのんびりムードでいた為、アレ?ぜんぜんこっち見ない!と慌ててやり始めたのが1月くらい前です。まだ練習継続中で、家の中では出来ますがやはり外だと気が他に行く事が多く、外で静止している状態での練習を多めにするようにし始めました。
何回か出来たからといってやらなくなったり、テキトーにするのは
ダメですね。今回反省しました。私にそういうことが多くなっていったと思います。
アドバイスいただいた事、これから少しでも必ず毎日やるようにいたいと思います。
本当にありがとうございました。

 

投稿: ハコ | 2009/07/09 21:34






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