“地球は青かった”という名言を残したガガーリンが、人類初の宇宙飛行をしたのは1961年。宇宙開発へ向けての大きな一歩を華々しく踏み出したその陰で、ライカ(Laika)という犬が犠牲になっていたことはご存知でしょうか。
52年前の1947年11月3日、人工衛星スプートニク2号は世界で初めて宇宙へ行くことになる生物、犬のライカを乗せて打ち上げられ、そして、その日がライカの命日となりました。
[photo by manoakua]
記念切手になったライカ。
ライカは、モスクワ市街をさまよっているところを拾われた雑種のメス犬でした。ライカは他の2頭の犬(アルビナ、ムーシカ)とともに、高度を飛行したり、狭いキャビン内にじっとしていられるような訓練を受け、スプートニク2号に乗り込むというミッションを遂行するための犬として選ばれました。地球に帰還することの出来ない、片道の宇宙旅行へと出発する使命を背負うことになったのです。
地球上の生物として初めて、宇宙の無重力状態の中で生きることとなったライカ。しかし、打ち上げから5-7時間後、スプートニク2号が4周目の軌道に入った時にはライカからの生命兆候を示す反応が送られてくることはありませんでした。キャビン内の温度上昇に伴う過熱とストレスとで、命を落とすことになってしまったそうです。ライカの亡骸を乗せたスプートニク2号は地球を2,570回周り、1958年4月4日に大気圏に再突入。ライカとともに燃え尽きたのでした。
わずか50年ほどの間に目覚ましい進歩を続けている宇宙開発。最先端の技術や宇宙への夢に目が向けられることが多いでしょうが、その歴史の幕開けにライカという一匹の犬の命が犠牲になっていたことを、そして宇宙に散っていった他の動物たちの命があったということを、決して忘れてはならないと思うのです。
[photo by Curish]
昨年モスクワに建立されたライカの記念碑。
(satoko)
【参考サイト】
・PAW PRINT POST
・BBC NEWS






1957年、当時小学生だった私はスプートニク2号に乗せられた宇宙飛行の実験犬ライカの新聞記事を読んで、大泣きしたのでした。今でも鮮明に覚えています。彼女の前にはお猿さんも実験に使われました。まだ子供の私には実験で動物が死んでしまう事実がとにかく受け入れられなくて”大人なんて大嫌い”と悲観感で埋まっていました。
今は、人間の文明発展の為に貢献してくれた動物たちに感謝するとともに、必要無い動物実験には悉く意見しています。
投稿: chatokibi | 2009/11/10 00:49
このお話駄目です。
ロケット実験では人間も沢山犠牲になっているのは知っていますが,やはり自分で選べない動物を使うのは残酷な事ですね。
ライカの恐怖を考えると可哀相で可哀相で息苦しくなってきます。
投稿: リンツ | 2009/11/11 02:23
はじめまして。
初めて知りました。
リンツさんのおっしゃるように、
選択肢のない動物には残酷ですね。
私も苦しいです。
ライカが天国で笑っていることを望むばかりです。
投稿: キノ | 2009/11/12 10:37
スプートニクの犬の事は確か小学校の頃本で知りました。
私が読んだ本では、犬は雑種ではなくライカ種(ライカの名を持つ犬種は幾つもありますからその中の一頭なのかな、と思っていました)で、犬の本当の名前は分からないと書かれていました。その後も二頭の犬が宇宙に飛んだと教わりました(この二頭は雄雌で無事に帰還し、後に繁殖させられたとの事です)
確かに何も分からない動物を宇宙に飛ばしてしまったのは残酷な事でしょう。しかし、その後に有人宇宙飛行が続き、今がある事を考えると私は最初に宇宙を飛んだライカ犬に感謝したい気持ちです。
また、犬以外にも、宇宙飛行し帰還した男女を半強制的に結婚させて長い間観察を行ったそうですから、科学や技術進歩と言うのは非人間的なのかも知れませんね。
投稿: 昇汞 | 2009/11/14 01:58