[Photo by lolainsydney]
イギリスのペット・パス。
個体識別の手段としてマイクロチップの話に続き、血統書のほかに個体識別を必要とする場面についてお話しよう。
犬を飼っている飼い主には狂犬病予防法により毎年の狂犬病予防のためのワクチン接種が義務付けられている。
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[Photo by lolainsydney]
イギリスのペット・パス。
個体識別の手段としてマイクロチップの話に続き、血統書のほかに個体識別を必要とする場面についてお話しよう。
犬を飼っている飼い主には狂犬病予防法により毎年の狂犬病予防のためのワクチン接種が義務付けられている。
[Photo from Wikipedia]
ネコの皮下に入っているマイクロチップ。
マイクロチップ。円筒形の集積回路で、生き物の体内に埋め込んでも、害のないガラスで覆われている。直径は2mm、長さは10円玉よりちょっと小さいくらいくらい、長粒の米つぶのような感じだ。
チップには15桁の番号が記録されていて、その番号を読み取る機械(リーダー)をかざすと、リーダーから発せられる電波を受け取ることでチップは電波を発し、リーダーに番号が表示される仕組みになっている。
飼い主の住所等の情報は、データベースにあらかじめ登録しておき、番号を問い合わせることで、その犬の飼い主が誰であるか、どこに住んでいるかなどがわかるようになっている(データベースの閲覧は行政や獣医師のみ可能)。つまり、マイクロチップ自体は、いわゆる GPS のように、その動物がどこにいるかなどを実際に示す道具ではない。しかし、確実に個体が識別できる方法として、世界中で使われている。日本では、飼い主の住所等のデータは、AIPO(動物ID普及推進会議)に登録される。
いわば、体内に埋め込む、ネームタグのようなものだ。いや、それ以上の役割が、マイクロチップにはある。

その昔、純血種がまだまだ珍しかった頃、犬種の定義(スタンダード)に沿った個体であることを証明し、犬種を守るために作られた血統証明書と言うもの...
愛犬が純血種であるという場合、何よりもそれを証明するのが血統書であるはずだ。
「はず」と書いたのは、その血統書の記載事項に誤りがなければ、と言う前提条件付きだからだ。
血統書の記載事項の真偽は別のテーマとして、今回は記載事項の中身を見てみよう。
[Photo by Rich in Orderly Manor]
街の中で気持ちがよいほど躾の行き届いた犬をみることがある。
リードを引っ張ることもなく飼い主に合わせた歩行でペースで歩くのみならず、他の犬とすれ違っても暴れも吠えもせず、また店の前でちゃんと座って飼い主を待つ姿は微笑ましくさえ感じられる。こんな犬ばかりならきっとこの世に犬嫌いが消滅する日も近かろう、と思ってしまう。
現在ドイツでは一部の飼い主に「犬の飼育免許制度(Hundeführerschein)」を適応している。ただ、一部の飼い主、というところにご注目。けっして「運転免許証」のようなすべての飼い主に対するものではない。この辺よく間違って話されるので、この場を借りてよくよく言っておく。あくまでも一部の飼い主に、である。
[Photo by Allen N]
小学生の頃、近所の動物病院兼ペットホテルに預けられていた親戚のシェルティの、お迎えを引き受けた。
普段、大人しい犬だったのに、気が狂わんばかりに狂喜乱舞して、早くここから立ち去ろう!という仕草の犬を見て、やっぱりペットホテルって辛かったんだなあ、と子供心に思ったものだった。
犬好き王国イギリスにも、ペットホテルは勿論ある。ボーディング・ケネル(Boarding Kennel)と呼ばれるそれが、どんなものか覗いてみよう。