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しつけ・トレーニング

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柴犬もテリアと並んで、排他的になりがちな犬種だが、生後3ヶ月台までに、キチンと犬対犬で社会化を行えば、こんな風に相性が悪いとされるジャックラッセルテリアとも仲良く遊ぶ事ができる。

この記事は前編の続きです。これからジャックラッセルテリアの子犬を迎え入れ様とされる方に対する諸注意と具体的な対応について説明いたしますので、合わせて前編もごらんになる事をお薦めします。

咬まれてもひるんではいけない

ジャックラッセルテリアの子犬は、しばしば飼い主家族にも情け容赦なく咬み着く事があります。これはこの犬種の育種目的の一つである、獲物に強く咬み着き、必要なだけ逃がさない様に抑えておくための能力が、望まれない形ででてしまうためです。特に初期の社会化が出来ないペットの量販店の単独飼育に晒された犬で見られる問題です。では、そんな手ごわい子犬に当たってしまった時はどうすればよいでしょうか?

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持来訓練用の木製のアレイを齧って遊ぶ生後4ヶ月の頃のマイロ。ジャックラッセルテリアのアゴと牙は、小型犬とは思えないほど発達している。強力な牙とアゴは、キツネ狩りの際に、獲物を咬み殺すために育種された結果だ。この犬が加減せずに咬み着けば、咬まれた相手は人間も犬もただでは済まない。だからジャックラッセルテリアを飼う上で一番大切な事は、犬と人に十分な社会化を行い、絶対に他の人にも犬にも攻撃性を発揮しないようにすることだ。。

今回は、ジャックラッセルテリアと言う、はっきり言って家庭犬に向かない獣猟犬を、あえて子犬から飼ってみようと思われた方に対するアドバイスを、前編後編でご紹介したいと思います。これはマイロとジャンと言う、全く性格の異なる2匹のジャックラッセルテリアを子犬から育て訓練してきた自分自身の経験と、この犬種特有の質問に対する回答をまとめてみたものです。一般的な犬の図鑑にも飼育書にも書いていませんが、ジャックラッセルテリアは、飼育難易度ナンバーワンといわれる犬種です。では、この犬種の子犬を飼う場合、どんな準備と対応が必要なのでしょう?

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写真は警戒吠えをしない犬たちの見本といえるだろう。中央のレオンベルガーは大きな体躯と穏やかな性格のため、他の犬を恐れることが少ないため、初対面の相手でも警戒吠えをしない。ジャックラッセルテリアのジャンも幼時よりあらゆる犬種と遊ばせて育てたので、相手がどんなに大きくても、強面でも警戒吠えはしない。左の2匹のジャックラッセルテリアたちは、初対面の犬に敵意がないことを示すため、知らん顔で地面の匂いを嗅いでいる。ただし彼らがこうして平和に過ごせるのは、幼時からの社会化を徹底したおかげだ。

警戒吠えとその理由

チャイムが鳴ったとたん玄関に走っていって、大きな声で吠える、家の前を誰かが通ると、その方向に走りながら、むやみに吠える、散歩の時、通りかかった犬にやたらと吠える、吠え方は、ワンワンワンと三音節以上続けて吠えるか、ワワワワンととぎれずに吠え続ける。こうした吠え方をしている犬は、相手に対して警戒心を持ち、自分独りでは対処する自信がないので「誰か来てくれ、怪しい事がある」と警戒と招集の吠え声を上げています。これらをまとめて、警戒吠えと定義する事が出来ると思います。この警戒吠えも、しばしば犬による騒音被害として問題視されます。では、どうすれば不必要な警戒吠えをヤメさせる事が出来るのでしょうか?

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犬の要求吠えの根本対策は、犬に毎日十分な運動をさせ、幼いころから犬同士でたくさん遊ばせることだ。たったそれだけのことで、あなたの犬の要求吠えは減り、家庭内での態度も見違えるほどよくなるはずだ。

犬はなぜ吠えるのか?

犬がワンワンと吠えるのは、人間が祖先のオオカミから犬を育種する過程で、はっきりと人間に分かる様な声で吠える個体を選択繁殖し続けたからです。その証拠に犬の祖先であるオオカミは、自然状態では驚くほど寡黙な生き物です。飼育されているオオカミでさえ、遠吠えと儀礼的闘争の時以外、ほとんど声を上げません。マイロの友達の狼犬も、ほぼ無言です。彼女は一般家庭で飼われているのですが、彼女を知る他の犬の飼い主さん以外、その家で大きな狼の様な犬が飼われている事を知っている人はいません。これは狼の血が濃い狼犬もほとんど吠えない事と、彼女が非常にシャイなため、知らない人がいると、全く姿を見せてくれないからです。

ある意味オオカミと言う生き物は、人の目から隠れて棲むのが得意な生き物であり、自分から人の注意を引くような吠え方はしない生き物だと言えるでしょう。逆に犬と言う生き物は、オオカミの警戒音声であるワフというような声から、ワンワンと大きな声で吠える様に人間がわざわざ育ててきた生き物です。これは狩りの際に獲物に吠えかかって足止めしたり、不審者に吠えて追い払ったりするため、人間が好んだ犬と言う家畜の新しい能力と言えるでしょう。では犬が吠え過ぎると何がいけないのでしょう?

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幼児がおずおずと差し出した手の匂いを嗅ぐジャン、少女に遊びに誘われ、手を嘗めて挨拶しているマイロ、犬にとって、人間の手は、あるいは人間はどんな風に見えているのだろう?犬から見た人間はどんな生き物なのだろう?

今回は、少し趣向を変えて、犬から見たら、私たち人間はどんな風に見えているか?犬は人間をどんな生き物として捉えているか、と言う事を考えて見ましょう。それが分かれば、犬の訓練やしつけはずっとやりやすくなると思うからです。

僕は生まれる前から犬が複数いる様な家で育ち、幼少期から現在まで50年以上、常に生活環境に様々な犬がいる暮らしを続けてきました。そのおかげで、犬が人間をどんな存在と見なしているか、犬自身の行動からある程度推測する事が出来るようになりました。

まず犬は人間と言う生物を、具体的にどんな存在として捉えているか考えて見ましょう。実は犬から見た人間の姿を、人間の言葉を使って説明すると、かなり怪物じみたものになると思います。それはどんな姿でしょうか?

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